815: ◆g57b5LtYaYY5[sage saga]
2013/12/21(土) 07:56:31.98 ID:7jy44ndyo
腕の中に納まる咲に目をやると、濡れた睫毛が微かに震える。
咲「ん……あれ?」
視界に靄がかかったように焦点が定まらず茫々と宙を泳いでいる。
泳いでるのは俺なんだけどね。なんて冗句が浮かんでくるくらいには心身ともに回復してきた。
いや、身体は疲れきっているが咲の無事がわかっただけでも俺にとっては活力元となる。
京太郎「気付いたか?」
咲「京ちゃ、え!? なんで?」
京太郎「いいから、もうしばらく大人しくしてろ」
咲「う、うん」
いろいろ問い詰めたいんだろうが身体が疲れきっているため今は俺の言葉に従い口を噤む。
問い詰めたいのは俺のほうだと言いたいが、俺もおしゃべりで無駄な体力の消耗は避けたい。
突如発生した高波の身体が煽られる。
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