836: ◆g57b5LtYaYY5[sage saga]
2014/01/04(土) 10:23:55.10 ID:6KmO6T45o
懸命に身を捻り、両手両脚で砂浜を削りながら手負いの四足獣の姿勢で急制動。
視線の先。大沼秋一郎はただ悠然と佇んでいた。
その余裕の態度が癪に障る。
体勢を立て直し、爪先で間合いを詰めながら接近。相手の呼吸に合わせ不意を突いて加速。
颶風を纏いながら疾駆。再び拳と蹴りの旋風を見舞ってやる。
だが大沼はそのすべてに反応し、完璧に対応して見せた。
京太郎「はぁ……はぁ…………」
俺の方だけが一方的に消耗していた。
大沼「わかったろう? お前は現実でも夢でも誰にも勝てない。指一本触れることもできず、ただ敗北に打ちのめされるだけだ」
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