過去ログ - 京太郎「合同合宿ですか?」
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839: ◆g57b5LtYaYY5[sage saga]
2014/01/04(土) 10:25:42.15 ID:6KmO6T45o
不確定性原理によって運動が決定された身体は位置が定まらなくなり、存在する場所を確率でしか現せない粒子の雲となる。

本来なら、身体が対象に接触する確率の総和が時間的に変化しないことを、確率の保存が保証し空間内の確率密度の総和も必ず1となるしかない。

だが、身体が位置rに存在する絶対確率を表す方程式を操作し、確率密度の総和を1以上の膨大な数に引き上げてやることで数え切れないほどの須賀京太郎を並行的に同時存在させる。

限定空間内の、自らの意思でコントロール可能な明晰夢という、物理法則が一定に機能しない世界だからこそ出来る芸当。

量子を身体に置き換えて確率保存を破るため、打撃が刺さる瞬間までどの俺も決して捉えることは出来ない。

早い話が分身の術だ。須賀京太郎は分身する。これは世界の共通認識。なーんつってつっちゃって。

大切な人たちを護るためと教わっていたが、現実では扱えないと放棄していたがまさかこんな形で役に立つとはな。

京太郎「けどまだまだ、ハギヨシさんの様にはいかないな」

小さく呟きつつ、警戒心を緩めないよう心掛けながら大沼へと歩み寄る。


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