908: ◆g57b5LtYaYY5[sage saga]
2014/01/18(土) 07:14:10.49 ID:Rw5/GErRo
京太郎「思い返せば、あれは中学2年の夏頃……」
女性陣「……」
京太郎「え、なにこの俺が話を語って聞かせるタイムみたいな空気?」
京太郎「皆さんこんな与太話に付き合わずにもっと各々好きにしてくれていいんですよ」
憧「いいから早く続き。話なさいよ」
京太郎「お、おう……」
京太郎「季節は移り、長袖から半袖に衣替え済ませ、初夏の陽射しが降り注ぐ頃」
京太郎「俺は学び舎の屋上に呼び出された」
京太郎「待っていたのは別のクラスの女の子。肩口までの黒髪に、タレ目がちの柔和な笑顔を湛えた優しそうな娘だった」
京太郎「夏場にも白さを失わない頬を微かに朱に染め、差し出される恋文の封書」
京太郎「秘めた想いを文章に託し、勇気を振り絞ってこう言った」
京太郎「『これ、同じクラスの中村君に渡してほしいの』」
女性陣「あ〜、あるある」
京太郎「だあああああああああああ!!」ボルッテクバチコーン!!
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