23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 07:59:33.09 ID:InD/KiKc0
「えぇ……新しいのを二つ、用意できるようになったから。もう一つのを、お弁当にしてあげるわ」
「あはは、嬉しいなぁ」
愛おしいくらいの笑顔で、彼は言う。
嬉しいのは、私の方よ。とは、まだ言えない。
「材料、買いに行かないとね」
「えぇ、撮影も留美さんならすぐ終わらせられると思いますから。俺も、今日は仕事を残さないように頑張ります。
荷物もいくらでも持ちますよ」
「ふふっ、残業なんてしたら私、愛想を尽かしてしまうかもしれないわよ」
「えっ……そ、それは……」
「そんなに焦らなくても、冗談よ。面白くなかったかしら」
「い、今のは正直笑えないです……」
肝を冷やしたと言った感じで、彼は息を大きく吐いた。
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