過去ログ - 和久井留美「食べる、という事」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 07:45:20.44 ID:InD/KiKc0


「はい、かしこまりました」


笑顔で注文を受けた女性は厨房にいる店主にメニューを伝え、そのまま厨房の方へ入って行った。
コーヒーを一緒に注文しても良かったかも知れない。でも、シチューが来るのだから、それを頼むのは今度にしましょうか。

そんな事を考えていると、厨房に見える大きな鍋からあの匂いが漂ってきた。
お腹の虫が私の中で小さく泣き声をあげた。私はそれを誤魔化すように、水を飲んでゆっくりと待った。


「お待たせしました」


来た。濃厚の名に恥じない、光を吸いこんでしまいそうな程の色の濃いシチュー。
湯気を出し、胃の中に空腹と言う名の幸福を湧き立たせる、芳醇な匂い。
その中に、お肉、ニンジン、ジャガイモが一口大の大きさにゴロッと入れられていた。
何と言うか、その様子が気取っていないという感じでまた好印象だった。



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