8:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/02(月) 01:08:07.61 ID:3wrFSy320
ダーク「やっとやる気になったか!!」
俺がやる気になったからか、彼女の頬は喜びに形を変えていた。
いつものツンケンとした顔はどこへやら。
さらに、彼女は容姿が整っている。一度その美貌が花開けば
誰が見ても麗しいと溜息をするほどだ。だがそんな顔は滅多に見れない。
なぜならいつもの彼女は無愛想でとげとげしている性格だからだ。
しかし今、そんな滅多にお目にかかれない
花開いた表情で彼女は俺を見つめる。
男「まったく。負けたらさっさと家に帰れよ」
ダーク「じゃあ、勝ったら隣にいていいんだな?」
男「ああ、だが勝てればなの話しだがな」
そして彼女同様。俺も戦闘体勢へと移る。
互いに戦闘体勢に移ったことで次第に周りの空気が
緊張感を漂わせはじめてきた。
ダーク「今日こそは、負けない!!」
男「それ訊いたの......20回目だな」
ダーク「ふ、20回? 残念......」シュ!!
言葉を置き去りにし、彼女は姿を消す。
男「(はやい......!!)」
先に動いたのは彼女だった。
刹那、男も自身の身体に存在する
全ての感覚神経を総動員。ダークの攻撃に警戒。
一つ瞬き。
男「(......後ろ!!)」ブン!!
男はダークの気配は感じ、後ろへと拳を振るう。
しかし、それは空を切っただけだった。
さらにこの事実はダークに隙をさらしたことになる。
ダーク「ふふ、上手く釣れたな」グワ!!
男「く!!」
ダークはその隙を見逃さない。
およそ、その艶めく腕からは想像できないほどの
重厚な威圧感を秘めた拳が、男の背後から襲いかかる。
ダーク「今日で21回目だ!!」
男「......!!!」
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