過去ログ - やはり比企谷八幡は雪ノ下陽乃には勝てそうにない。
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22:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/04(水) 21:41:02.35 ID:kLpbS3hZ0
いったいあのキスはなんだったんだろうか。
雪ノ下陽乃が酒に酔って俺にキスをしただけ。
そう考えて自分で納得させようとしても私からしたのは初めてとか言われたらそんな考えで落ち着くことができない。
結局感情を整理できなくモヤモヤした気持ちのまま家に着いてしまった。

「ただいまー。」
「お兄ちゃんおかえりー。遅かったねー。」
「ちょっとな・・・。」
脳裏に浮かぶ雪ノ下陽乃とのキス。
「ん、何かあったのー?」
ソファに横になっていた小町が起き上がって聞いてくる。
「ちょっと偶然雪ノ下陽乃に会ったんだよ。大学の飲み会の帰りだと。」
キスのことは言わないでおこう。
なにせ自分自身が何があったのかを説明できるほどよくわかっていないのだ。
「ふーん、大学生ともなると大変だねー。」
「まぁ、俺は大丈夫だろうな。呼ばれることなんて無さそうだし。」
「またお兄ちゃんはそんなこと言って・・・。」

小町は俺と雪ノ下陽乃が会ったことに関しては特に気にする様子は無さそうだった。
雪ノ下や由比ヶ浜のことになるといつも質問してくるから正直不安だったのだ。
「じゃあ、風呂入るわ。」
「はいはーい。」

今日のことは忘れよう。雪ノ下陽乃とは何もなかったのだ。
俺達はキスなんてしていないのだ。
わずかに唇に残る感触も、体温も、全て気のせいだ。
そう自分に言い聞かせながら俺は風呂に向かった。



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