過去ログ - 京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」
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6: ◆zkhBdYvVqI[saga]
2013/09/02(月) 19:21:45.35 ID:7LZi9ZuAO
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「ちくしょう、ついてねえな……」

一方咲がとんでもない勘違いをしているどころか来ている事にもまだ気付いていない京太郎は、屋根の端に立ちながら数分前に自分を襲った悲劇に頭を抱えていた。

勉強を終えてみんなが来る前に牌譜整理をしておこうと思い至ったまではよかったのだが、ファイルから牌譜を取り出した瞬間に突風が吹き京太郎の手から牌譜をさらっていってしまったのである。

もちろん京太郎もすぐに飛んだ牌譜を拾い集めたのだが、その中の一枚が窓から出て屋根の端に引っかかってしまって。

最初は旧校舎から出て落ちてくるのを待とうかとも考えたが、何回風に吹かれても動きもしない牌譜に自分が取りに行くしかないと決断したのが少し前。

というわけで現在京太郎は足を滑らせたりしないように慎重に屋根の端に向かっているのである。

「見事に引っかかってんな……っと」

こんな事なら風があって涼しいからって窓開けなきゃよかったな……と呟きながら京太郎は牌譜に手を伸ばす。

何回も手を伸ばしては届きそうで届かない状況に、微妙に顔をひきつらせながらも京太郎は諦めずに手を伸ばし……

「よし、取れ……」

「京ちゃん、だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


牌譜を掴んだ瞬間、背中に強い衝撃を受けた。


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