17:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/02(月) 23:23:18.85 ID:5Mgl14T6o
「そういうわけじゃない」
とPは、車のハンドルを握りながら言う。
18:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/02(月) 23:23:46.18 ID:5Mgl14T6o
どこであろうと、この会話の流れは変わらない。
寮であろうと、事務所であろうと、スタジオからの帰りの車の中であろうと。
「寮に戻るコースでいいのか?」
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2013/09/02(月) 23:24:22.59 ID:5Mgl14T6o
「おう。明日はどうするんだ?」
「いつもの時間に来てよ」
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2013/09/02(月) 23:24:50.58 ID:5Mgl14T6o
「トランクの荷物、運んでよ」
「いつの間に荷物積んでたんだ……ああ。これか?」
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2013/09/02(月) 23:25:18.67 ID:5Mgl14T6o
該当階に着くと、懐から鍵を取り出し、勝手知ったるとばかりにドアを開ける杏。
なにやら神妙な顔になると、Pに静かにするようにジェスチャーしながら部屋の奥へと入っていく。
少し間を空けて戻ってきて
22:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/02(月) 23:25:45.21 ID:5Mgl14T6o
「……なあ、杏」
「ん?」
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2013/09/02(月) 23:26:18.38 ID:5Mgl14T6o
これは、寮で使っていた寝袋だ。
布団があるのに何故寝袋。
簡単な話で、散らかし放題だった杏の部屋では、杏一人がギリギリ寝られるスペースしかないことが多い。
そのため、きらりが泊まっていくときは専用の寝袋を使っていた。そもそも杏用の布団では、きらりは足がはみでてしまう。
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2013/09/02(月) 23:26:46.11 ID:5Mgl14T6o
「きらり? 杏だよ」
「にょ?」
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2013/09/02(月) 23:27:14.81 ID:5Mgl14T6o
「きらりはもうちょっと力加減を覚えた方がいいよ」
「杏ちゃんだけだよ?」
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2013/09/02(月) 23:27:41.75 ID:5Mgl14T6o
「部屋?」
きらりの示す部屋の隅を見て、杏は思わず笑ってしまう。
そして納得した。
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