過去ログ - トレ「安部さんが立ったまま気絶してます!」
1- 20
79: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:03:24.51 ID:SE5DYqmu0
店長「そんなことあるんだよ。私もそう思う。
それにいつも安部を見ている常連さんが言うんだ、その通りだろう」

菜々「…」

以下略



80: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:04:45.52 ID:wxchU9iG0
家に帰り、着替えもせずに布団に倒れ込んで、そのまま眠りについてしまいました。

私は何を悩めばいいんでしょう。私はどこに進めばいいんでしょう。

夢は置いてきました。もう何も残っていません。
以下略



81: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:06:19.14 ID:wxchU9iG0
その日を境に一日一日が長く感じるようになりました。

夢を追いかけていた時はそんなこと考えたこともなくて、
毎日時間が足りなくて、もっと練習しよう、もっと頑張らなきゃ、そんな風に思えていたのに。

以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/23(月) 00:07:16.49 ID:MZ8M0RgAO
ウサミン………


83: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:07:31.23 ID:c6+k5YOe0
何も出来ず、何も見つからないまま、一人ぼっちで一か月が経ちました。


菜々(…はぁ)

以下略



84: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:08:37.91 ID:Bmyu7w0w0
???「あーっと、ちょっといいですか?」

菜々「…私、ですか?」

久しぶりに声を出した気がします。上手く言葉が出ません。
以下略



85: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:09:16.60 ID:JDwXbhJ40
???「時々公園とか人前で練習してるんですけど、
オーディエンスがいないとなんか盛り上がらないなー、
とかなんとか生意気言っちゃってるわけなんですよ」

菜々「は、はあ」
以下略



86: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:10:21.40 ID:uZdbjYll0
私はこの声を聞いたことがある。かすかに心のどこかに触れるその声を知っている。

私は初めて顔をあげて声の主の顔を見る。
茶色のくせっけが外にはねている、天真爛漫の笑顔を振りまく少女がいる。

以下略



87: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:12:28.32 ID:3RflH1cY0
彼女は踊りだす。とても元気に、そして何より嬉しそうに。

その一つ一つの動作に、少し外れてしまった音程に、
何よりその笑顔に、私の心はすぐに奪われてしまいました。

以下略



88: ◆LV1QS555XE[saga sage]
2013/12/23(月) 00:13:46.32 ID:3RflH1cY0
ほんの数十分の彼女のステージは終わりました。徐々に人がいなくなり、彼女と私だけ。


未央「いやー、ご迷惑おかけしました!そしてありがとうございました!」

以下略



154Res/62.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice