過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:56:44.14 ID:r370C9Yf0
 普段通りのコンディションであれば、楽に跳ね返せる量。脅威ですらない。

 だが能力が暴走している彼にとっては絶望的な状況だ。

 銃弾であれば運動エネルギーを跳ね返せるし、向きを変える――最悪、急所から外すだけでもいい。

 しかし『大量の土塊』であれば、その重量と勢いを転換させる力が必要とする。
 先頭の土砂を反射したとしても、勢いが弱ければ次々と降り注ぐ土砂に呑まれるだけだ。

一方通行(……クソが!俺ァこンな所で終わる訳にはいかねェンだよ!!!)

 生存本能からか、はたまた誰かにかけられたリミッターでもあるのか。
 一方通行が最後の力を振り絞り、あの禍々しい『翼』を出そうとした瞬間。

 声が、音が、姿が。

 パキイィィンッ……!!!

 襲いかかる土砂を霞の如く打ち消し、周囲一帯を無へと還元する『翼』の発現を止めた人物は。
 いつものように、笑う。

上条「どうも。昨日から『明け色の陽射し』団に入った上条当麻です」


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