過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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293:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/07(月) 13:14:29.75 ID:82F5LURh0
円周「んー、なんて言ったらいいのかなぁ……?これは低能力(レベル1)なんだ、お兄ちゃん」

上条「そう、か?少なくても異能力(レベル3)ぐらいはあると思うんだけど……あ!なんかすっげー疲れるとか?」

円周「別に人並みじゃないかな、ってそうじゃなくて。本当にレベル1なんだって」

円周「分類的には電気能力者で、外部入力で相手の動作を覚えて、体に電気信号を流して再現するってだけの」

上条「いや、お前の見る限りだと充分なんかに使えそうだろ?」

円周「その『外部入力』ってどうすると思う?」

上条「外部って、そりゃ憶えるんだろ?パソコンみたいに取り込めないから」

円周「その『憶える』のに『何時間も何日もかかる』んだって、普通は」

円周「だってそうだよね?普通の人だったら完全記憶能力でも持ってない限り、人の動作を憶えるなんて無理だし」

円周「『卓上演劇』は『自身の記憶にある動作を、正確に再生出来るだけ』の能力なんだよ」

上条「……つまりアレか?お前が今のストリートダンスをうろ覚えだったら」

円周「当然うろ覚えにしか再生出来ないよ?」

上条「意味無ぇなその能力は!」

円周「だから汎用性も低いし、応用しようにも机上の空論だし?見て憶える自体は誰だって出来るから」

円周「目の前で絵を描いた人が居るとするよね?理論上は『卓上演劇』を使えばその人と同じ絵は描けるんだ。でも」

円周「『下書きから塗りまで全ての動作を記憶し続けるなんて、まず不可能』だよね?」

上条「……ホンっとーーーにっ、使い道ねぇな」

円周「あくまでも『自分の思い通りに体を動かせる』能力だし?逆に同じサインを数百枚書くとかは向いてるよねっ!」

上条「そんな状況一般人には生涯来ないよ?」

円周「いやー?鳴護アリサちゃんから泣きつかれたり?」

上条「仮にそうなったとしても、サイン色紙楽しみにしてるファンの人に申し訳ないだろ――あれ?待て待て?」

円周「年上好きにとってはシャットアウラお姉ちゃんの方が好みだよね?」

上条「俺はジェントルだからムキになって否定はしないけども!……いやいや、そうじゃなくてだよ」


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