過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:34:38.63 ID:Q0LxgS/b0
――バックヤード

円周「お疲れ様でーすっ!」

鞠亜「はい、お疲れ様。悪巧みはもういいのかい?」

円周「んー、一段落した感じみたいだし?」

鞠亜「それは残念。困っているんだったら、無理矢理にでも助けたんだが」

円周「情報戦だから鞠亜ちゃんより芹亜お姉ちゃんの方がありがたいかも」

円周「でも『木原』相手だから、下手に介入されると拙いかもねぇ」

鞠亜「木原、だと?」

円周「加群おじちゃんじゃないよ。数多おじちゃんの方」

鞠亜「本当に必要ないのか?先輩には借りが一つあるんだから、遠慮なんていらないんだぞ」

円周「『メイドさんハァハァ体で返して欲しい』、って言ってたっ!」

鞠亜「それを本当に言うようであれば、堂々と踏み倒せるんだがな。言わないから逆にタチが悪い」

円周「自分に対して強いられてるみたいにストイックなんだよねぇ」

鞠亜「そこら辺は男には珍しくない、んじゃないか?先生もそうだったし」

鞠亜「寡黙な人だったけれど、私達にはいつも優しくしてくれた」

円周「それが初恋?」

鞠亜「『初恋は叶わない』というジンクスがある訳だが、まぁ私もそのクチだよ」

円周「……うー、わたしの初恋は叶って欲しいなぁ」

鞠亜「先輩……しかないよな。ここで別の人だったら意外すぎる」

円周「鞠亜ちゃん……わたし、実はねっ!鞠亜ちゃんに殴られてからずっとずっと――!」

鞠亜「やめろ、それ以上私に近づくな!」

円周「――って話は共学よりも繚乱は多そう」

鞠亜「無くは無い。ただ私は変人扱いされているから、無縁だけども」

円周「ちょっと興味あるよねぇ」

鞠亜「……」

円周「何?やっぱりキスする?みんなにはナイショね?」

鞠亜「やっぱりの意味が分からないなっ!……いやそうじゃなく、君は変わったな」

円周「……ごめんね。わたし、鞠亜ちゃんとはお友達でいたいから、ね?」

鞠亜「そっちじゃないな。ボケ倒すの止めてくれないか?」

円周「舌を入れなければ、まぁ?」

鞠亜「それ男から一番嫌われるパターンだからね?……いやいや、そうでもなく」


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