過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
1- 20
461:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 12:21:15.83 ID:ZbrusG1n0
――輸入洋品店

バードウェイ「お邪魔するよ」 カランコロンッ

上条「おいっ!こんな高そうな店で買えないよっ!つーかスーパーでも苦しいぐらいなのに!」

店員「これはこれはボス。ようこそおいで下さいました」

バードウェイ「世話になる。爺は来ているな?」

店員「えぇ、こちらへどうぞ」

上条「顔馴染みの店?……あぁこっちのに来るのも三回目だっけ」

バードウェイ「そうではないよ。ここは『明け色』傘下の店だ」

上条「お前ら店まで経営してんのかっ」

バードウェイ「違う違う。ブリテンに本店があって、ここはその支店」

バードウェイ「ある意味アイルランド人と同じで、生活互助会みたいなものさ」

上条「宗教みたいなもん?」

バードウェイ「というか不思議に思わないかね。これだけデカい科学の街に、魔術結社の一つや二つや三つ、潜り込んでない方が不自然だ」

上条「……いいのかなぁ、これ」

バードウェイ「とはいえ、別に何か工作をしている訳でも、イリーガルな諜報活動をさせている訳でもない」

バードウェイ「たまたま、偶然にも、神の気紛れにより、我が結社の構成員の店があっただけの話」

上条「もしも誰かが捕まったら?」

バードウェイ「個人でした事だ。結社とは関係ない」

上条「ブラック企業じゃねぇか!?」

バードウェイ「ブラックロッジだよ?」

上条「うん、知ってた」

老人「『……ようこそおいで下さいました、レイヴィニア様』」

バードウェイ「『ご苦労。待たせたな』」

老人「『とんでも御座いません。この爺、お嬢様のご命令とあらばどこへでも馳せ参じますぞ』」

上条(見るからに職人って感じの人。仕立て屋さんなんだろう)

上条(てか会話内容は英語だから、半分ぐらいしか理解出来ない……頑張らないと)

老人「『何でもキャベツ野郎と抗争中だとか。ここは私が「鉄血の腕(アイアンブロウ)」にてお助け致します!』」

バードウェイ「『年寄りの冷や水だ、自制しろ』」

老人「『ですがお嬢様!』」

バードウェイ「『お前に何かあっては曾孫と私が悲しむ』」

老人「『……口がお達者になりましたなぁ』」

バードウェイ「『あとキャベツ野郎ではなく、その子孫だな。自称だし、コーカソイドには違いないだろうが』」

上条(キャベツがどうこうって……あぁ、今晩の献立か何か?)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
862Res/956.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice