過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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483:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 12:50:04.32 ID:ZbrusG1n0
バードウェイ「ちなみにそういった理由から、『明け色』の魔術師の力は『笛吹男』には通用しない」

バードウェイ「私達の使っているタロット――『死者の書』の写本が『プリマ・タロッコ』の劣化複製品である限り、そして」

バードウェイ「我々の魔力を用いているため、昨日私の力を以てしても傷一つ着けられなかった」

円周「『具体的にお前の力は何割まで落ちてんだ?』」

バードウェイ「そうだなぁ。アルカナが全て揃っていれば聖人とタメを張れる――1神裂といった所か」

バードウェイ「今は、あー……0.2神裂、か」

上条「神裂を単位に使うのやめてあげて!東京ドームと違って向こうは人なんだよっ!」

バードウェイ「まぁそんなこんなで絶体絶命の状態に立たされている――」

バードウェイ「――と、思うだろう?思うよなぁ、普通は」

上条「やだ、超悪い笑顔っ!?」

シェリー「ガキはもうちょっと楽しそうに笑うもんだかな、ふつー」

円周「『こいつもこのガキと同じぐらい歪んでやがんじゃねぇのか』」

バードウェイ「新入り。お前に預けていた物を返して貰おうか?」

上条「お、俺?えっと、何かあったっけ?」

バードウェイ「ショッピングモールで預けただろう、アレだよ、アレ」

上条「おぉう……?」

バードウェイ「詰んだか?まさかここまでひっぱっといて『ダメでしたー』ってオチなのかっ!?」

シェリー「あー……じゃ、私がゴーレムで囮になるから」

円周「『いやぁ、バレッバレだと思うぜ?それよっか白モヤシ引き込んで、瞬殺した方が早ぇって』」

円周「『アイツが魔術結社入りなんて超面白そうじゃねぇか』」

上条「――あぁ、うんうんっ!憶えてる憶えてるっ!タロットな!」

バードウェイ「……貴様、これが終わったらそのしっかりとした記憶力で憶えとけよ?」

上条「だってもう色々事件がありましたしっ――えっと、確か、ついさっき制服のズボンから取り出したんだよ、うん」

シェリー「銃弾弾いたってブラフかました時のな」

バードウェイ「そうだ。これこれ」

シェリー「……おい、こらクソガキ。テメェは何やってんだよっ!?あぁっ!?」

上条「どうしたんだよっ?」

シェリー「よくまぁンな賭けしやがった、っつっーかお前、人類の文化遺産に対する冒涜じゃねーのか、これ」

バードウェイ「どうだね?まさか向こうも馬鹿に切り札を持たせているとは思うまい」

円周「『説明しろロ×ハバアとリアルババア』」

上条「お前っ!片方はホンモンの×リなんだからなっ!」

シェリー「お前はあとで、殺すからな?」

バードウェイ「止めておけ、私が先だ――と、遊んでる場合じゃない。寄越せ」

バードウェイ「……ふむ。全部揃っているな、良し良し」


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