過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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493:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:02:22.90 ID:ZbrusG1n0
笛吹男「アルカナ一枚で詠唱も不要。人様から借りた力とはいえ、チート過ぎます――」

 ぼき、と。
 つまらなそうに呟く笛吹男の首が。地面へ対して直角にねじ曲がる。

笛吹男「ごぼっ……?」

円周「あはぁっ、ごめんね?辛いけどぉ、とってもとっても辛いけどっ」

円周「わたしは『木原円周』だから、こんな時にはこうするんだよね……ッ!」

 ぶちぃっ。
 尋常ではない膂力で笛吹男の首が引き千切られる。

 辺りに血しぶきが舞う――前に、その体は、首が宙に溶け体が風に吹き消える。

円周「あっちゃー。だよねぇ、そんな簡単にはいかないんだよねっ!」

笛吹男「私はとても臆病でして。最初から幻術を少々――『戦車』」

 少しぐらいのビル程もある鉄の塊が現れ、円周に突撃した。

シェリー「気ぃ抜いてんてじゃねぇわよクソガキがっ!」

 ゴーレムの体当たりを受けて、その軌道は大きく変わる。

 数では押している。手数すらも上回っている。

 だが、決定的な一撃は入らない。
 僅かな動作で、タロットを起動させてしまえば、それだけで充分。
 即席のコンビネーションだけではなく、お互いに信頼しきった者同士の連携ですらも無防いでしまう。

 そう、足りないのは。
 決定的な、一撃。

上条「――バードウェイ。レイヴィニア=バードウェイ!」

バードウェイ「……見ろ、いや見るな!これがだ、この程度が『明け色』のボスだ!」


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