過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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500:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/30(水) 13:10:17.28 ID:ZbrusG1n0
 ヴゥン、と膨大な威力の魔力が形を取る。
 色無き色を無色に染まり、形無き形を得て。
 この世界に召喚された力場が不可視の存在となり、停滞する。

 主からの命を受け、襲いかかる猟犬の如く。ただ、忠実に傅く。

上条「これって――最初に占って貰った時の……?」

バードウェイ「それと同じだ。良く憶えていたな」

上条「そりゃ忘れる訳が無い……忘れられる筈が、無い」

上条「でも、いいのか?22枚全部使わなきゃ、『死者の書』を再現する可能性すら無くなっちまうんだろ」

バードウェイ「それこそお断りだ。どうして私が!このレイヴィニア=バードウェイが!」

バードウェイ「たかだか“ほんのちょっとピンチになったぐらい”で、人攫い如きに本気を出してやる義理もないさ」

バードウェイ「これでいい。いや――」

バードウェイ「――私は、これが、いい」

上条「……お前は、ホンットにお前だよなぁ」

 言う少女の顔を覗き込む無粋はせず――どうせいつもの『物凄く悪そうな笑顔』が張り付いているだろうから。


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