過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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540:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/04(月) 13:18:43.81 ID:8FRAZ2Bs0
春蘭「はい。つい私は犬っころを全力で抱きしめてしまったのですが」

秋蘭「待て待て。姉者が本気でやったら、大の大人でも真っ二つだろう?」

春蘭「そうなんだ!私もしまった!って思ったんだが」

春蘭「あの犬は全然平気そうだった。しかも、私が抱きしめてるのに、するって抜け出してあの男を追いかけていったんだ!」

華淋「……秋蘭。参考までに聞くけど、もし虎や熊の子だったとしても」

秋蘭「当然、結果は犬と大差ないでしょうな」

華淋「――春蘭、秋蘭!命令である!」

春蘭・秋蘭「はっ!」

華淋「私は今から貧民街に向かう!他の三方はお前だけで持ち堪えろ!」

春蘭「はっ!御意に!」

秋蘭「ですが華淋様!まさかお一人で向かわれるのですかっ!?」

華淋「大丈夫よ、危なくなったら逃げるから――ではっ」

秋蘭「華淋様っ!?せめて兵士を何人かは――」

春蘭「寄せ秋蘭」

秋蘭「姉者!何故止めるっ!?」

春蘭「華淋様が『大丈夫』と仰ったんだ」

秋蘭「姉者。だが」

春蘭「よく分からないが、全員ぶっ飛ばしてから華淋様をお助けすればいいんだろう?」

春蘭「なぁに難しい話じゃないさ」

秋蘭「……ふっ、姉者は姉者だな」

春蘭「ちょっと待て秋蘭!珍しく私は良い事を言ったのだぞ!もうちょっと褒めてくれたって――」

……ズゥゥゥゥンッ……

秋蘭「地震――違うな。北から?」

春蘭「考えている暇はない。私たちはすべき事をするだけだ!」

秋蘭「おうっ!」


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