過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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637:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/26(火) 11:18:45.08 ID:V/3l3D3R0
シェリー「『能力者に魔術は使えるか』って」

一方通行「そりゃァ……」

シェリー「エリスって能力者が選ばれて私は魔術を教えた……まぁ?」

シェリー「気弱でぼっちだった私に出来た、最初で最後――じゃねぇのか、えっと……初めての友達だったから、嬉しくてね」

シェリー「毎日毎日魔術を教えるのが楽しくてしょうがなかった。それが正しいと思い込んでいた」

一方通行「……お前も、か?」

シェリー「後はま、いざ魔術発動して全身から血を吹いたエリス、でもってそこに実験反対派の魔術師が乗り込んできて」

シェリー「――あの子は!私を助けるために――」 ギリッ

一方通行「……ガキなのに」

シェリー「……今考えてみればおかしな話だよなぁ。当時の私はティーン行ってなかったんだぞ?」

シェリー「一応先祖がシヴァの女王の末裔を名乗っちゃいるが、どうしてそんな未熟な魔術師に魔術を教わる必要がある?」

一方通行「その被験者ってェのもどォかしてねェか?普通は『事故』が起きてもいいように――」

一方通行「――良くはねェが、耐久性の高くて体力のある大人を選ぶだろ」

シェリー「で、だ。後輩さんよぉ。エリスをぶっ殺したのは『誰』だ?」

一方通行「反対派のクソどもだろ。考えるまでもねェよ」

シェリー「そうよね、それはきっとそうだわ」

シェリー「でもそれだけじゃない。追い詰めたのは私よ」

一方通行「そいつァ筋違い、じゃねェか。そン時にお前が居なかったろうと、その計画自体は進められてただろォし」

一方通行「『入館○○番目のお客様』みてェに、その場に立ってのたのがたまたまお前ってだけだ」

シェリー「意外と優しいのな。あっちで遊んでるバカの言う通りか」

一方通行「誰か幻想殺してくれねェかな……」

シェリー「ってかテメェも同じだよな。『その場にたまたま立ってた』ってぇのはよ」

一方通行「だから俺も無罪です、ってかァ?そいつァ有り難ェ」

シェリー「とは言ってない。私もテメェも、罪を被る必要はあるだろ」

シェリー「幾らガキだったっつっても、拒否出来る権利ぐらいはあったんだからな」


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