過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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797:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/07(火) 12:10:49.15 ID:oWowqeUX0
――バックヤード

上条「ってか早いなぁ。てっきり数ヶ月かかるって思ってたのに」

バードウェイ「ふふんっ。実は以前から用意しておいたのだよ。念のため、とは思ったがまさか当たるとはな」

バードウェイ「意外、でもないか。ある意味必然でもある」

上条「当たる、って何が?」

バードウェイ「……」

上条「流さないからな?何かこないだからずっと納得行かないアレコレあるから、まとめて追求するからね?」

バードウェイ「心配は要らないよ。お前が気にするような事は何一つ無い」

上条「そ、そうかな?なんか、俺のあずかり知らない所で着々と既成事実的なものが――」

バードウェイ「なんだね?私が信用出来ないのか?」

上条「そんな事はないって!」

バードウェイ「なら、それでいい。いや、それ“が”いい」

上条「……そのお前の『悪巧みしてますっ!』って顔がね、うん。俺をとてつもなく不安にさせるんですよ」

バードウェイ「もう、全てにおいて手遅れだ」

上条「そこを詳しくっ!」

バードウェイ「義母さ――詩菜さん、最近は近くのジムへ第三位の母親と通うのが趣味なんだそうだよ?」

上条「よおおおおぉっし!新しい服が楽しみだなぁぁぁぁっ!」

上条「何か今不穏な単語が聞こえてきたけどもっ!前を向いて歩いていけば!きっと何とかなるよねっ!」

バードウェイ「大抵はそのまま穴に落ちるんだが、まぁそれはそれで良しとしよう」

老人「――これで御座います」 スッ

バードウェイ「うむ。ご苦労だったな、スペンサー」

老人「有り難きお言葉に御座いますが、若造のツイードぐらいどうと言う事はなく」

上条「若造は余計だっつーのに……黒、じゃないな、紺色のジャケットか?」

老人「藍で染めたんだから藍色だ。なんだ日本人なのにそんな事も知らないのか?」

バードウェイ「言ってやるなよ。我が国よりツイードの手作業はこちらの方が現存しているじゃないか」

上条「それじゃ――って、見た目よりも、堅いな」


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