過去ログ - 【とあるSS】壊れた窒素と、打ち砕く幻想
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K
[saga]
2013/09/03(火) 12:21:02.83 ID:sBV5PyAU0
麦野「まだあんたはマシでしょう、絹旗。隣に座るあたしに比べりゃ」
フレンダ「結局、味、臭い、見た目、全てが毒って訳よ」
滝壺「……そんなフレンダは応援できない」
フレンダ「ぎゃー!? 私の鯖がー!?」
フレンダの言葉が気に触ったのか、滝壺は自身が持つヘドロ状の液体をフレンダの開けた鯖缶の中へと流し込んだ。
ヘドロが流し込まれた事によって、鯖は底へと沈み、ついには姿を消した。
そんなフレンダの悲惨な結末を目の当たりにして、麦野は自分の食す鮭弁を、数センチ程避難させた。
絹旗「……案外、超いけるかもしれませんよ?」
絹旗が思ってもないような言葉を放つ。
フレンダは涙目になりながら、缶の中を箸で弄った。
フレンダ「鯖……鯖……あ、あったって訳よ!」
目を輝かせ、救出した鯖を持ち上げるフレンダ。
しかし、
フレンダ「……へ?」
絹旗「……超、ありえません」
箸で掴んでいた鯖は、ゆっくりと溶解し、ヘドロの中へと落ちていった。
滝壺「流石、私が作ったスペシャルドリンク」
その様子を見て、滝壺はどこか満足気な表情を浮かべた。
麦野「ったく、あんたらは餓鬼かっての……」
一部始終を眺めていた麦野が、ここで口を出す。
既に鮭弁の中身は洗い流したかのように空にされていた。
フレンダ「中学生」
絹旗「超同じく」
滝壺「私は高校生」
麦野「……そういうところが餓鬼だって言ってんだよ」
溜め息混じりに、麦野は前髪を掻き揚げた。
そんな麦野に対して、フレンダは意見する。
フレンダ「結局、こういうところで息抜きしないと、アイテムの仕事なんてやってらんないって訳よ」
麦野「まあ、一理あるわね。けど、だらけ過ぎんな。オン、オフを切り換えれない奴は、アイテムにはいらないからね」
フレンダ「……なんで、私を見るって訳よ」
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