過去ログ - 女「せっかくだしコワイ話しない?」
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353:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:02:12.95 ID:/kCZElENO

4


これもいつの頃だったのか記憶が曖昧だ。
以下略



354:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:05:52.08 ID:/kCZElENO


「おかえり」


以下略



355:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:12:38.37 ID:/kCZElENO


眩暈がした。わたしがわたしであるはずなのに、わたしの目の前にはわたしがいる。
いや、理解はしている。

以下略



356:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:13:43.37 ID:/kCZElENO

「コーヒー、早く飲まないと冷めちゃうから飲んでよ。
 お母さんみたいにうまく淹れられたかはわからないけど」

それだけ言うと、キッチンに戻ってお湯を沸かし始める。
以下略



357:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:18:04.20 ID:/kCZElENO

「どうしたの、レミ。食べないの?」

いつの間にかわたしの正面に座っていた『わたし』は首を傾げる。
得も言えぬ不安が胸を締め付ける。
以下略



358:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:21:43.49 ID:/kCZElENO

「……やめてよ。
 わたしに勝手になろうとしないでよっ……」

警告音にも似た甲高い音がどんどん大きくなっていく。
以下略



359:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:25:52.64 ID:/kCZElENO

ようやく言葉がまともな形となって出てきた。
もっとも、目の前の『わたし』は意味がわからないとでも言いたげに首を傾げるだけだった。

「エミはわたしだから。
以下略



360:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:28:04.71 ID:/kCZElENO


「わたしのふりをするのはやめて……」

「ねえ、なにを言ってるの?」
以下略



361:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:31:18.33 ID:/kCZElENO


「ほら、どう見てもわたしがお姉ちゃんでしょ?」

鏡の中のわたしが言った。
以下略



362:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/23(月) 21:33:17.69 ID:/kCZElENO

頭の中で思考の糸が縺れかけていた。
ちがう。鏡の中のわたしはわたしじゃない。
わたしは思考を無理やりにでも整えようと頭を振った。
なぜか鏡の中ではレミが頭を振る。
以下略



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