過去ログ - 女「せっかくだしコワイ話しない?」
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61:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:49:52.04 ID:p2d1OP5MO
「彼女に誓いの言葉を」
いつの間にか口の中の水分は干上がっていて、渇いた喉は息を吸うだけで奇怪な音をたてた。
掠れた声で自分に言い聞かせるようにワタシは言った。
「ワタシは......まじめに仕事をします」
「その誓いに恥じない働きを期待しています。
それでは出ましょうか」
澱のように堆積した暗闇に足をとられるような錯覚を覚えた。
それでも前よりはきちんと歩けていたし幾分かは冷静だったと思う。
ワタシは部屋を出る直前とっさにふりかえった。
けれどもさっきまでワタシと対峙していた人形は漆黒の中に溶けてしまっていた。
それでもねっとした舐めるような視線をワタシは首筋にはっきりと感じていた。
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