過去ログ - 女「せっかくだしコワイ話しない？」
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2013/09/07(土) 23:45:56.14 ID:lHXAKDrBO
「それもそーなんですけど、その前にもう一つ知っておきたいことがあります」
「なにかな？」
79:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/07(土) 23:55:30.80 ID:lHXAKDrBO
「どういうことですか？
ワタシはあなたとは初対面のはずですよね......あっ！！」
80:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:03:26.12 ID:pTcf+OK0O
「よし、今度こそ本題に入ろう。
ズバリ、キミは例の人形と会ってるよね？」
「人形のことがなかったらイトウさんに会おうとは思いませんでした、正直」
81:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:22:44.71 ID:pTcf+OK0O
イトウさんの話はムダな部分が多々あったのでそれらを省いてまとめると以下のようなものになった。
彼が出会い系サイトのサクラバイトを始めたのは一年と半年前のことらしい。
ちょうどワタシが大学に入学したばかりのころと同じぐらいの時期だろう。
82:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:26:06.84 ID:pTcf+OK0O
人形部屋がある最上階は当時は立ち入りを禁止されていたらしい。
もっともそんなことをしなくてもわざわざなにもないあの階に行くニンゲンがいるとは思えないけど。
83:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:29:51.53 ID:pTcf+OK0O
「うん。はじめてアレを見た時は本当に息ができなくなりそうだった。
そしてわけのわからない誓いをさせられてその時にようやくボクはある可能性に気づいたわけだ」
84:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:33:46.48 ID:pTcf+OK0O
「仮説？」
ちょうどそのとき店員がイトウさんのオーダーを運んで来た。
イトウさんの前に並べられた鉄板に乗ったハンバーグは湯気をたてて彼のメガネを曇らせた。
85:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:36:46.75 ID:pTcf+OK0O
「いや、かなり近いしほとんど同じような推理だよ。
ボクもあの人形は最初はある種の脅しのようなものだったんじゃないかなって思ってる。
カワグチさんがもとからあの人形をもっていたのか、誰かからあの人形を譲り受けたのかはわからない。
86:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:39:56.53 ID:pTcf+OK0O
イトウさんのハンバーグを咀嚼していた口がとまった。
いつの間にかかけ直していたメガネがなければ、こぼれ落ちてしまいそうになるくらいに目を見開いて彼は感心したような唸り声を出した。
87:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:44:16.19 ID:pTcf+OK0O
「さて、話を戻そう。最初は脅しとして使っていた人形、単なる不気味な人形。
でもこれが実は呪われた人形だったと知ったら？」
88:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 00:47:46.54 ID:pTcf+OK0O
「少なくともボクはあのバイトをやってる連中の中で死んでる人間を三人は知ってる。
三人とも死因はバラバラだけどね」
「でも！ ほかにもバイトの同僚はいたんですよね！？
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