過去ログ - 垣根「えっ何?俺とセックスしたいって?」
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133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/28(土) 15:57:53.73 ID:6GW+eWf+o


――― 数分後、どこかの研究所にて。


手入れのされていない黒い髪の研究者は、自身の携帯が鳴っていることに気付く。
携帯を開き、画面を確認すると、00801という文字列が浮かんでいた。
それは、先ほど垣根と一方通行の会った学園都市の能力者序列第三位の少女とそっくりな顔をした店員を示すものだった。

『一方通行の姿を確認しました、とミサカは報告します』

「お前の仕事先でか?

『はい。茶髪の少年と一緒に』

「あの一方通行に友人がいるとは思えないが」

黒い髪の研究者は、一方通行の姿を思い返す。
一点の穢れも知らない美しい白と表すよりは、白濁に染まり切ったと表現したほうが的確な印象を持たせる少年。
その赤い瞳は周囲の全てに関心がないようでありながら、一度気分を害せば猛獣のようにギラついた獰猛なものに変貌する。
寄らば斬る、といった立ち振舞いのあの男に友人が出来るなどとは到底思えない。

『なかなか酷い言われようですね、一方通行も。ですが、茶髪の少年とは親しげな様子でした』

「本当か。それは不味い事態だな。計画に支障が出る」

一方通行が他人に対して愛着を持つようになれば、実験に参加することを渋る可能性は極めて高くなる。

『支障なら既に出ているではありませんか。
あなたがろくに考えずにミサカ達を生産したために関連機関はミサカ達の維持費捻出に手間取っている、
とミサカはミサカネットワークで知った事実を無能のドクター天井に突きつけます』

「だから、それでお前たちを絶対能力進化実験に使うことになったんだよ」

『実験が失敗すれば責任はあなたに押し付けられ、莫大な借金に追い立てられることになるでしょう。
とミサカは未来を予見し天井を憐れみます』

「既に呼び捨て!? だがいかにもありそうな事態だ……。
その茶髪の男は一体何という名前だ?」


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