過去ログ - 垣根「えっ何?俺とセックスしたいって?」
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178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/09(水) 22:35:12.77 ID:WjRxkfpSo
さて、まだ時刻は四時を回った程度だ。
もっと色々なものを見て回りたい―――。垣根がそう思った矢先だった。

無機質な電子音が響く。

垣根「……俺の携帯だ。ちょっと待っててくれ。逃げたら許さねえ」

面倒臭そうに頷いた一方通行をその場に待たせ、垣根はトイレの裏へと回る。
それから通話ボタンを押した。

垣根「何の用件だ」

飾り気のない電子音が示すのは暗部からの伝令と決まっていた。

『第十学区の研究施設で実験動物が逃亡した。すぐに向かえ』

垣根「おい、何で俺にそんな依頼が来るんだよ。動物園にでも連絡しとけ」

『少々厄介な存在であり特殊な能力があるんだ。下手な人員を裂くにも難があってね。
どこまで生体の形状を変えても人の脳は機能を保てるかの実験に使われていたもので、』

垣根「大体分かった。クソだな」

『今更だ。それで、行き先は第十学区の―――』

電話の男の告げる座標を覚え、垣根はすぐに通話を切った。
任務遂行自体にはさほど時間がかからないようにも思えたが、断定はできない。
一方通行とはここで別れたほうがいいだろう。

邪魔しやがって、と垣根は舌を打つ。
それが計画の一次中断だけが理由だったのかは誰にもわからない。


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