過去ログ - 垣根「えっ何?俺とセックスしたいって?」
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74:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/17(火) 00:57:50.61 ID:WtOXPvyPo
一方(って、なンで俺は勃起すンの前提で考えてンだよ……アホらし)

こんな男の口付けなどで断じて興奮などしない、してたまるか。
絶対こんな男になんて負けない、と脳内でフラグを立てる一方通行の頬に垣根の手が当てられた。

一方通行は正面を睨んだ。
腹立たしい程に整った顔の男の目はやけに真剣だ。
何がこの男を駆り立てるのかは全く理解できない。

睨まれているのも全く意に介さず、垣根は一方通行の唇に、自身のものを重ねる。

初めに触れるだけのキスをし、次に軽く押し付けるキスをした。
市街でのキスでは意識しなかった唇の感触がはっきりとわかった。
男の唇は硬いと聞いていたが、そうでもないようだとどちらともなく他人事のように考える。

先に唇を離した垣根が舌先で一方通行の上唇を舐る。
ほとんど条件反射のように口を開いてから一方通行は後悔したが、それでは遅い。

一方「ン、……っ」

一方通行の口内に差し込まれた垣根の舌が、一方通行の舌を舐め上げる。
舌の上から裏側まで、余すところなく。
くすぐったさに一方通行が唇と舌を動かせば、より両者の口付けは深くなり、舌は絡み合う。
こんなつもりじゃない、と抗うほど元の状態に戻るのが困難になる。

ぬるついた舌の感触など本来気持ちが悪いだけのはずだろうに、垣根の舌が蛇のように這い回る度に、体の芯がじくじくと疼くのを覚え、一方通行は身を震わせる。
内側から溶けていくような感覚は不快なものではなく、むしろ全く逆だ。

垣根も一方通行も衣服など一切着ていないために衣擦れの音一つ無い。
シャワーはとっくに止められていた浴室に響くのは口付けの音と呼吸音だけだ。
 


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