過去ログ - 垣根「えっ何?俺とセックスしたいって?」
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754:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/05(月) 00:15:37.49 ID:6pvVhA+5o
この上条なる男、一見して無害だが侮れない人物なのだ。
そのフラグ構築力は並みから遠く離れた絶大なもので、5月頭の現在でも既に彼のクラスの女子の大半が
彼にフラグを立てられているのである。
風の噂によればホモにも人気があるのだとか。
そんな人物が一方通行に接触するのであれば、牽制をかけておくのが賢明と思えた。

「上条」

「は、はい?」

困惑する上条に微笑み交じりに話しかける垣根。
上条と視線を合わせるための彼は膝立ちになり、馴れ馴れしく上条の背に腕をまわして

「〜〜〜〜〜〜!!????」

ズッキュゥゥゥゥン!! とばかりに上条の唇に自身のそれを重ねた。
それは情愛などと言うものではなく、どちらかと言えばコウモリが血を吸うのを思い起こさせる光景だった。

「さすがゲイ督だぜい……オレ達に出来ないことを平然とやってのける」
顔面筋を強張らせた土御門はこうコメントしたのである。

隙間のない唇同士の接触に意識を吹き飛ばしかける上条の脳内にはこれまでの人生が走馬灯の如く再生された。
その映像は夜空の星が瞬くような、きらきらとした燐粉に彩られていて、まるでこれから死に向かっているのではと
どこかで感じさせるものだった。
ノンケの世界で生きてきた上条にはそれほどに衝撃的な事件であり―――

「ふう」

息をついて垣根が上条から顔を離す。
上条は目を見開いて硬直したままだ。
一方通行、土御門、青髪の全員が一様に呆然としたままだ。

それに構うことなく垣根は言い放つ。


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