過去ログ - 苗木「超高校級の」 モノクマ「フラグブレイカーだよね……」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/04(水) 18:43:27.69 ID:2JnkJv7do
大和田クンと石丸クンは終始ハイテンションで、漢の道やら漢の生き様やらを語っている。
ボクにも同じような感じで話し掛けてくる……あ、いた、いたい!
そんな背中叩かないでよ。
「いいなぁ……」
ふ、不二咲さん?
「あ、そういえば不二咲さん。書庫にノートPCがあったんだ」
「古い型で電源も入らなかったけど、不二咲さんなら何かわかるかな?」
「うーん?どうかなぁ、あとで見てみるねぇ」
「不二咲はすげーよな!あんな子難しいもんが得意なんてよ」
「ああ!僕もあまり良くはわからないが、不二咲くんの作ったものは人々の役に立っていると聞いた。素晴らしい事だ!」
「へぇ〜やっぱすげーんだな」
「そ、そんなこと、ないよぉ」
「内に篭る事しか出来なかったから……自分の弱さの結果なんだ、それがたまたまちょっといい方に向いただけで……」
「だから、本当はみんなの強さが羨ましい!だからみんなみたいに強く、強くなりたいんだ……!」
「……」
「不二咲よぉ、強さってのは何も腕っぷしの強さだけの事じゃないんだせ?」
「ああ、その通りだ!」
「腕っぷしがいくら強くても、いや強いからこそ、弱くなることもあるんだ……」
「兄弟……?」
「いや、なんでもねぇ。それで不二咲よ、オレはこん中じゃ苗木が一番強いと思ってるんだ」
!?え、ボク?
いきなり矛先が自分に来て、びっくりして噴き出しそうになる。
「えっ、そうなの〜?」
すごーい、と尊敬の眼差しを向けられる。
「いやいやいや……」
「兄弟はよ、心(ここ)がめっぽうつえぇ」
「きっと、どんな事があっても挫けない、そんな”希望”の塊みてーな奴だと思うんだよ」
「そっか……そういう強さの方が、確かに強いかも……」
「ああ。オレもまだまだだからよ、兄弟の事は心底尊敬してるぜ」
「ま、でもよ。体を鍛えるのはいいことだ。肉体が強くなれば心も少しは強くなれるかもしれねぇ」
「オレもここに来てちっとばかしなまっちまってるし、今度一緒にトレーニングしようぜ」
「ほんと!?ありがとぉ、大和田君!」
「……もちろん兄弟、オメーもだぜ」
ぎくっ
またこっちに来た……。
「え、な、なんで?」
「オメーはハートは強いが、やっぱり体が貧弱過ぎんだよ!ちったぁマシにしてやるから、いいから来い!」
「ハッハッハ、違いないな兄弟!」
「ふふふ」
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