過去ログ - 女勇者「魔王だけど勇者になってみた」
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112:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 16:12:12.59 ID:81t13/MZ0
魔王「てめぇ!」

勇者「待て、勇者!」

魔王「くっ……」

勇者「では、その認識でいいので、話半分で聞いてくれませんか?」

創世主「良いでしょう、許可します」

勇者「私たち、舞台装置の中で、本当に闘争が必要なのでしょうか?」

創世主「そうしなければ、あなたたちは……」

勇者「そもそも、二つの点というのは、不安定すぎます。今の魔王城には、特異点たりえる器が、十人」

魔王(まさか、こいつが仲間をつけた理由ってのは……あいつらを勇者と魔王にするために?」

勇者「ちょうど拠点も5つありますから、ちょうどいいかと」

勇者「そして、巨大な力は、線ではなく、円を描くのです。目的が明確になっているなら、争う必要もない。魔族から、人間への憎しみを消していただきたい」

創世主「なるほど……確かに、あなたの案を採用してもいいでしょう」

勇者「なら!」

創世主「ただし!」

創世主「力を示しなさい。力なき言葉など、ただの妄執に過ぎません」

勇者「わかりました。……と、いうことだから、勇者。ここから出て」

魔王「は……? なにいって。うぉわ!」シュゥゥゥ…

創世主「勇者を外に出しました。これでいいのですね?」

勇者「はい」

創世主「魔王……いや、死に向かうものよ!」


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