過去ログ - 【モバマス】「幸子、俺はお前のプロデューサーじゃなくなる」
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2:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/04(水) 21:27:13.27 ID:DVgSD76f0
 真新しいドレスに袖を通し、メイクさんのお化粧が終われば、逃げ場はもうない。
 立ち上がると、気を利かせたメイクさんが、おっきな姿見を転がしてくる。
 ヤダなあ。
 まあ、でも、見ないわけにはいかないし。
 この目で、今日のボクを見てみよう。
 光に透ける純白のドレス。
 きゅっとタイトな長手袋。
 桜色の花びらをあしらうカチューシャ。
 こういう、ごてごてとした衣装が、ボクは好きだ。
 ゲームのキャラクターが、武器や防具で身をよろうように。
 お化粧やアクセサリーで身を着飾るほど、ひとまわり可愛く綺麗な自分になれる気がする。
 もちろん、どれだけ軽装でも、きれいだったり、かわいかったりの子はいる。ごまんと。
「皆さんがお待ちです」
 ボクは無言で頷くと、メイクさんの隣をすり抜けて、撮影用の別室に向かう。
 今日は珍しく、雑誌に載せる写真撮影のお仕事だ。
 背伸びをしたい年頃の女の子をターゲットにした人気雑誌。
 ボクの姿に憧れてくれる子がいるかもって思うと、悪い気はしない。
 ふふーん。
 なんて。


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