7:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/07(土) 18:36:51.77 ID:e+7tsjZ70
それでもまだ、血の通った人間が入っていると頭でわかっても、
すっきりできていなかった俺は、
やっと、その赤ん坊を手に抱いた時に、
ああ、俺たちの子どもなんだ
と分かった気がする。
朝起きて、仕事へ行って、上司に怒鳴られ、あくせく働いて、帰って寝る。
その生活は変わらないけれど、
家に帰ると、赤ん坊がいる。
最初は泣いてばかりだったけれど、
段々笑うようにもなった。
あーうーとうなっていたのが、言葉を話すようになった。
おとうさん
はっきりと言った訳じゃない。
でも俺にはそう聞こえた。
初めて呼ばれた、その嬉しさが忘れられない。
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