4:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/06(金) 00:12:28.43 ID:CUDSKKMG0
椅子に座っていた。
何で椅子に座っているのかは分からない。
こいつは多分夢なのだろう。
最近夢なんざ見てなかった気がするが。
俺の座っている椅子が置いてある部屋は、いや、部屋ってほどの広さでもない。
狭い空間に椅子だけ置かれているんだ。
強いて言うなら、正面にドアがある。それしかなさそうだ。
このまま動かないってのもつまらない。
夢と分かっているんだったら、何も怖がる必要はない。
俺は椅子から立ち上がって、歩いて行き、ドアの前に立った。
ドアノブに手をかけた。
そしてその手をひねり、ドアノブをまわす。
あとは力を少しばかりいれてこのドアを開けるだけだ。
しかしそれができない。
一体何が起きてるんだ。
開けることが出来ないんだ。
その時、なぜか俺は悪寒を感じた。
顔中に、小さな虫が張り付いたような、そんな胸くそ悪い気分になった。
俺はドアノブから急いで手を離した。
「お...マジかよ....ッ!!」
悪寒は消えた。
最悪な気分も多少はとれた。
だが、ドアノブに張り付いた俺の手首から下はそのままだ。
こんなあっけなく手がちぎれるもんなのか!?
くそっ、なんだ熱いぞ。やけに熱い。
ちぎれた方の腕を見たが血が出ているってわけじゃあない。
でもどうなってるか、それはわからないんだ。
熱い...。
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