過去ログ - 凛「ふーん、アンタが私のサーヴァント?」
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◆IMqDtp.LV6Ik
[saga]
2014/10/03(金) 01:36:52.99 ID:BDfdaRvzo
アーチャー「さて、あまり悠長にしてはいられませんねぇ…。ここは良くとも、ありすさんや茜さんたちの方は少しばかり不味そうです…むふふ」
くるりと周囲を一望するアーチャー、その視線の先にはマスコットたちにとって【失せ物】になっていない二つの戦場があった。
結界簒奪の拠点、天高く聳える豆の木を根ざす魔法のフラワーガーデン。
そして爆風と閃光、豪腕を弾く堅盾の震慄が轟く狂戦士のコロッセウム。
さらには天に座すキャスターと加蓮も、マスコットを繰る以外の動きを見せようとせず、不気味な沈黙を保ったままだ。
芳乃「なにからいたしましょうー?」
口火を切ったのは、空の頂を見上げたまま天の羽衣をゆるやかに波打たせる少女だった。
即座に応える格好で、私は今自分が何をすべきか、どうしたいのか、ありのままを口にした。
凛「最優先事項は、あの悪趣味な観覧車をどうにかすること、だよ。……今まさに、死にかけてる人たちが閉じ込められてるんだから」
アーチャー「むふふ…しかしフラワーガーデンの防衛、バーサーカーさんのお相手、観覧車にキャスター本営への攻勢とあっては、いかんせん手が足りませんねぇ…?」
セイバー「アーチャー殿の盟友殿らの手助けは、もう打ち止めですか?」
アーチャー「現状だとそうなります…むふふ、凛さんからの魔力供給はこれ以上ないほど素晴らしいですが、固有結界の方が万全ではないですから」
≪無限の妄想(アンリミテッド・ヒナコワークス)≫の全力全開は先日の教会で体験したばかりではあったが、あの水準までの戦力増強は今は望めないということは無理もない。
卯月「えっと、今いるのが庭師さんの二人にあのどらごんちゃんと、熱血の人と眼鏡の人と…えっと、そなたちゃん?」
芳乃「よしのでしてー」
卯月「よしのちゃん! ご、ごめんね急に覚えきれなくて…」
セイバー「ま、まぁ珠美も正直アーチャー殿の盟友を全て覚えきれているかは自信がないのですが」
芳乃「ほー…? お仲間でしてー? かくいうわたくしも新参者でしてー」
卯月「そ、そうなんだ…? 新入りさんとか、あるんだね…?」
一度には覚えきれないほどの多彩さ、それこそが≪無限の妄想(アンリミテッド・ヒナコワークス)≫の神髄。
アーチャーがあまりに飄々としているため感覚がマヒしてはいるが、一人一人がサーヴァント級の、一騎当千の使い魔を同時召喚するというのは、そもそも尋常ではない絶技であるのだ。
だからこそ頼りすぎてしまう面もあるのだが、……何事にも、限界は存在する。
芳乃「ねえねえそなたー? どうやら手が足りぬのでしてー。…さてさて、なにからいたしましょうー?」
そうして、天の使いはゆるやかに、ただ淡々と問いただす。
――選べ、選択せよ。何を取って、何を失せ物とすべきかを。
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