過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
1- 20
130: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/09/21(土) 21:15:19.59 ID:S7u0srvZo

私は少し驚いて、彼を見つめなおした。
よく見れば――というか、なぜ今まで気が付かなかったのか疑問だけれど――彼は彼女とよく似た姿をしている。

白い髪に白い肌、そして赤い目。
綺麗に整った顔つきにも、どこか彼女の面影がある。

ただはっきりと違うのは、彼には表情がない。
人を嘲るような笑みを常に浮かべていた彼女とは、まるで印象が違っていた。


「別に、辛いなら話さなくてもいいよ?」


気遣うように言う彼に対して、私は首を横に振った。

彼ならば、大河あいについて何か知っているかもしれない――悪い人には見えないし、それなら協力を惜しむつもりもない。
それに、彼女のことを逆に聞き出すこともできるのではないか、という下心も、あったことは否定できなかった。


もう一度会いたいというような相手では無いけれど、このまま忘れてしまうには惜しいような……

……そんな彼女のことを、私は知っておきたかったのだ。


………………
…………
……


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
817Res/519.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice