過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
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26:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/07(土) 23:03:13.10 ID:nGWkj6MDo

杏子がカーテンの後ろから全身を出すと、その肩のあたりから奇妙な生き物が飛び出した。
猫とうさぎを足して二で割ったような、不思議な外見の動物だ。

それは素早くトウべえに駆け寄り、するすると左腕を登っていく。


TB「ああ…… 頼むよキュゥべえ。 服の汚れは放っておかない方がいいみたいだから」


トウべえが左腕にしがみついている生き物――キュゥべえに話しかけると、それは袖についた赤黒い染みに口を当てて舐めはじめた。
彼の血液が特別なのか、それともキュゥべえの舌にしかけがあるのか、舐められた箇所がみるみる綺麗になっていく。

杏子はその光景を見てあからさまに嫌そうな顔をしたが、ふたりとも気がついていないようだ。


QB「別に怪我をするのはいいけれど、彼女との関係が悪くなるのは感心しないね」


ふと、キュゥべえの体から――染みを舐めながらなので、きっと口からではないだろう――少年のような声が発せられる。
それはトウべえとそっくりな声だったが、こちらの方がずっと明るくて、かつ無機質な印象だ。


QB「さやかの不調を気にしているのだろうけど、当分の間は問題無さそうじゃないかい?」

QB「それが原因で魔獣狩りに支障が出たら、本末転倒ってものさ」

TB「それは……そうだけど」


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