過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
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68:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:30:16.11 ID:O0qwm4y2o


TB「……そう、言われても」


トウべえは小さくうつむいて、しかし無表情なまま答えた。


TB「だって……しかたがないよ。 僕が彼女に好意を寄せていたとしても――いや、そうなんだろうね。 今ではそう思うけど」

TB「でもそれは、彼女自身には関係のない話だもの…… 変に期待したって意味が無いよ」

マミ「だけど……」


その顔には、焦りも悔しさも、彼が唯一表情に出せる悲しみすらも、表れてはいない。
悩みから解放されたかのような、どこかすっきりとした無表情だった。


TB「……それに、彼女にとってはそう思われることが迷惑みたいだから。 もう、忘れることにするよ」

マミ「え……?」

TB「実際そのせいで、仕事が疎かになっていたこともあるし……」

TB「……きっとそれが、彼女のためにできる唯一のことなのさ」

マミ「…………」

杏子「あーあ…… そうなっちゃうんだな、こいつは」


マミは淡々と語るトウべえから顔をそむけて、うつむいたまま黙りこんでしまった。

杏子もあきれ顔で肩をすくめていたが、トウべえにはそんな彼女たちの心境などわかるはずもない。


少しだけ重い空気の中、三人は静かに夕暮れ時の道を歩き続けていた。


………………
…………
……


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