過去ログ - まゆ「この薬膳料理、美味しいですねぇ?」
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2:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/07(土) 22:45:10.25 ID:a4Y9IIhi0
入社して早くも数ヶ月が過ぎた……だが体感では、気がついたら夏が終わっていた、という認識であった。

朝は早くから出社し、電車に揺られ、事務職とアイドルの営業周りに勤め、時としてアイドルのダンスを眺めて踊りの簡単な確認もする

忙しいという言葉を充実という言葉に変え、疲労を砂糖と、カフェインの混合溶液で抑え

鏡で寝ぐせの確認をすると、髪の毛の毛色が再び白ずんで来ていたことに気がつく

ストレスか―――無理もない、男は……いや此処ではプロデューサーと呼んでおこうか、プロデューサーは女が苦手だった

彼はアイドル……それも女性のアイドルのプロデューサーを務めるにも関わらず、女性という生き物が大の苦手だった

元々はプロデューサーではなく、ある大企業に務める事務作業員をしていて、仕事には定時で帰宅し、彼女も作らず老後の蓄えを貯めるだけの一社会人だった

……だが、ある時転勤を言い渡される、新部門のアイドル候補生育成課である

選考理由は普段の勤務態度に、業務成績、作業内容の代替の容易さ、彼の性格、そして上司からの心配というのもあった

上司はプロデューサーの平坦さそして、素直さには感心していたのだが、女性への関心の薄さが心配になっていら

上司からは君もそろそろいい年だろう、いい子を捜したら嫁さん候補にする気分でアイドルを育成してこい、と送り出された

彼は延々と続く簡単で、平坦な業務が気に入っていた、だが上司の命令には逆らえなかった、彼は昔から目上というのが苦手だったのだ


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