63: ◆LUrsvHMguE[saga]
2013/09/15(日) 22:14:22.51 ID:a2EBe80S0
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査楽回収作戦から四日ほどが過ぎたある日の朝。
カツンカツン、とローファーの音が夢のなかで聞こえてきた。
いや、夢ではなく現実なのかもしれないと、上条は自分が本当に起きているのかと少し判断に迷っていた。
冷たく湿ったコンクリートに置かれた手をどかし、目を擦る。誰かが話しかけている気がするが、朦朧とする意識の上条はうまくききとれていなかった。
上条(……ん?)
トントン、と肩を叩かれている感覚がある。
目を開けた瞬間に入り込んでくる光に目を細めながら、顔を覗きこんでいる少女に驚いてしまった。
つい先日の夕刻、会ったばっかりの少女だった。
左腕には、深緑色を基調とし白色の盾が描かれている腕章……つまり風紀委員の腕章がついている。
黒子「風紀委員ですの。そこでなにをしてらっしゃいますの?」
白井黒子、ツインテールで常盤台中学に通っている風紀委員の少女だ。
他校の制服などに明るくない上条でも、毎年大覇星祭で優勝へと手を伸ばす常盤台中学校の制服くらいは知っている。
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