29:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[saga]
2013/09/15(日) 10:20:00.56 ID:3bEkkPSeo
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八月一五日 午前九時一〇分 とある操車場
「はあ、はあ、はあ………」
銃で撃たれた肩が燃える様に痛むのにも拘わらず、
少女は荒い息は吐きながら、階段を下っていく。
その姿を一方通行は操車場の真上の橋の上から、
歪んだ笑みを浮かべながら、見ていた。
「まさか、この歳で鬼ごっこするとはなァ。
まァ、小っせェ頃に遊んだ記憶なンざねェけど」
少女が階段を下り終えるのと同時に一方通行は
何の躊躇いもなく、身軽に手すりを飛び越える。
かなりの高さから飛び降りたのにも拘わらず
一方通行は、無重力状態のように緩やかに落下し、
少女の目の前に立ちふさがる様に、着地した
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