4:モヤシンズグリード ◆TspHqBVqH9jK[sage]
2013/09/08(日) 00:27:46.54 ID:OZMT5Ynco
照らし出されたのは、数え切れないほどの死体だった。
それも唯の死体ではなかった。ある者は四肢を切断され、
ある者は全身の血を抜かれていたりと人がやったのは間違いないものの、
人間がやったとは認めがたい殺害方法だった。
「くかか、すげェな。塵も積もれば山となるってかァ?」
変わり果てた人間の姿を見て、少年は無邪気な笑みを浮かべる。
まるで、ジグソーパズルを完成させた子供のように
不意に、バン! と騒音が鳴り響き工場の扉が開けられた。
「あァ?」
白い少年は、半笑いを浮かべたまま注意をそちらに向ける
そこに立っていたのは、平凡そうな高校の制服を着たツンツン頭の少年
―――上条当麻だった。
上条は工場に入ると、辺りの惨状を見渡すと、白い少年に視線を向ける
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