過去ログ - 霧切「苗木君、貴方には死んで欲しかった」
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19:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/08(日) 11:57:49.73 ID:uss/R0TTo

「怪我を見せて!」

「苗木く――!」

彼は躊躇なく服を捲り、

刺された腹部を露出させた

「良かった……傷はそこまで深くないね」

「は、早く放して」

パシッと彼の手を弾き、

服を元に戻してようやく、苗木君は自分のしたことに気がついたらしい

「ご、ごめん……心配だったんだ」

「だからって……っ」

「き、霧切さん、動いちゃダメだよ! 深くないって言っても刺されたんだから」

「っ……情けないわ」

横になり、独り呟く

殺そうと思った人に心配され、服を捲られ、

一人前に恥じらいを感じて、平然と会話をしている私が……情けない

殺すなんて決意は、風前の灯よりも簡単に消えてしまうようなものだった


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