過去ログ - 【Fate/stay night】桜「ライダーの馬、変わった名前ね」
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463: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:35:39.21 ID:hkw2fN9Zo
二匹の獣が牙をむく。

両者は手負い。

東方不敗はセイバーとの戦いで全身を。
以下略



464: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:36:20.92 ID:hkw2fN9Zo
言峰は初め、拳から伝わる確かな手応えに疑問を抱いていた。

サーヴァントには魔力や神秘の通った攻撃しか効かないはず。

しかし目の前の男は、魔力も通わぬ自身の拳で血を流し、骨を軋ませ、
以下略



465: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:37:20.68 ID:hkw2fN9Zo
一方、東方不敗はだんだんと語られる拳の声にしっかりと耳を傾けていた。

━━ 何故ここで立ち塞がるか。

━━ 何故『この世全ての悪』を誕生させようとするのか。
以下略



466: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:38:22.54 ID:hkw2fN9Zo
マスター「━━ッ!」

綺礼「……っ!」

両者の拳が交錯する。
以下略



467: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:39:10.49 ID:hkw2fN9Zo
既に士郎は目を覚ましていた。

桜に抱き起こされ、ぐるぐる回る世界を頭を振って立て直す。

桜「大丈夫ですか、先輩?」
以下略



468: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:40:00.90 ID:hkw2fN9Zo
マスター「こう言うモノは脳では無く、体が覚えているモノぞ!」

士郎を立たせ、腰を叩く。

マスター「足を踏ん張り、腰を入れんか!」
以下略



469: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:41:01.38 ID:hkw2fN9Zo
マスター「よぉし! ならば桜、お前には士郎の補助を頼みたい」

桜「補助……ですか?」

マスター「士郎の体に魔力を流すのだ」
以下略



470: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:41:52.25 ID:hkw2fN9Zo
そこに現れたのは冬の聖女。

純白のドレスに純白の王冠。そして純白とも言える銀の髪。

瞳だけが赤く灯った、アインツベルンの少女であった。
以下略



471: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:42:51.96 ID:hkw2fN9Zo
そして東方不敗は桜に向き直ると、

言い聞かせるよう、一つ、一つ、丁寧に言葉をかけてゆく。

マスター「良いか桜。お前は凛の妹ではないか」
以下略



472: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:43:33.97 ID:hkw2fN9Zo
桜「先輩、どこに魔力を通しましょう?」

士郎「それなら腹に頼む」

その答えに桜は士郎と正面から向き合うと、
以下略



473: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:44:18.47 ID:hkw2fN9Zo
桜「……」

士郎「……」

桜「…………」
以下略



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