30: ◆1KPUG14X8Fm9[saga]
2013/09/10(火) 03:06:20.71 ID:HB38LHAc0
翼「私が変わったかっていうのはひとまず置いとくとしてさ。変わったとしても私は私なんて言われても、正直困るよね」
暦「何でだ? 人の性格なんて、しょっちゅうとまでは言わないけど変わるものだし、例え変わったとしても羽川が僕の恩人である事には変わりがないだろ?」
翼「ううん。そういう事じゃなくてさ……」フイッ……
暦「?」
《そんな言い方されると、まるで、どうでもいいみたいに聞こえるよね?》
《私がどんな風に変わろうと恩人は恩人、それ以上でもそれ以外でもない、みたいにさ……》
暦「羽川?」
翼「ううん。何でもない」
暦「いや、そんな言い方されると気になるだろって、おい、ちょっと待て、羽川。それってついさっき僕に、消化不良の思いをさせるからあまりしない方がいいって言ったばかりじゃないのか?」
翼「そうだね。これで阿良々木君も身に染みてわかってもらえたんじゃないかな?」クスッ
暦「仕返しなの、これ!?」
翼「そうだよ。これからは注意した方がいいね、阿良々木君」
暦「いや、羽川。これって本当にただの仕返し? 実は僕に言えない何かを誤魔化す為にそんな風にさも仕返しをしましたみたいな感じにしたりとかしてない!?」
翼「さあ、どうでしょう?」ニコッ
暦「気になる! 凄い気になる!」
翼「ふふっ♪」
暦「教えて、羽川。むしろ、教えろ。ていうか、教えて下さい、羽川さん!」
翼「」クスッ
翼「大丈夫だよ、阿良々木君。本当にただの仕返しだからさ。それに、阿良々木君に対して誤魔化すような事、私、一つも持ってないし」
暦「……本当に?」
翼「本当だよ、私、嘘なんてつかないもの」
暦「……羽川が言うと、どうにも説得力があるな」
翼「そう?」
暦「お前以外でその台詞を吐けるやつを、僕は嘘つき以外知らないよ」
翼「そんな事ないよ、他にも一杯いると思うよ」
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