29:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/09(月) 01:48:20.35 ID:uVWPL9kB0
まどか「ほんとだよ。ほむらちゃん、さっきさやかちゃんと会ったとき、キュゥべぇにトマトの話をしたんだって?」
ほむら「え、ええ、したわ」
まどか「それに感化されちゃったみたいだよ。ろくに感情も持ってなかったのに、都合のいい生き物だよね」
ほむら「……じゃあ、なんで、どうしてマミも杏子も逝っちゃったの?」
まどか「間に合わなかったんだよ、私もすごく悲しかった」
ほむら「なんだか、私が悪いみたいだわ」
まどか「目の前で見え隠れした希望には縋りたくなっちゃうのが、人間だからね」
ほむら「私がちらつかせたのね」
まどか「うん、でもほむらちゃんは責めないよ。当たり前だけど」
ほむら「それに私たちはトマトよ?人間じゃない」
まどか「トマトだって、絶望が得意なわけないよ」
ほむら「そんな屁理屈……いたっ……」
まどか「どうかしたの?」
ほむら「マグの破片が指に刺さったわ……もっと気をつけて掃除しないと…………」
まどか「え、大丈夫?私が床の片付けしておくから、ほむらちゃんは消毒してきてよ」
ほむら「…………」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「……きれい……」
まどか「ほむらちゃん、どうし……!?」
ほむら「綺麗だわ、まどか。ほら、こんなに紅い」
まどか「ちょっと!なにしてるの!?」
ほむら「ねえ、私たちって、本当にトマトになっちゃったのかなあ?」
まどか「ねぇ!はやく止血しないと!」
ほむら「まどか、私、怖いよ……ねぇ、ずっと一緒にいてくれるよね、まどか?」
まどか「ほら、洗面所行くよ、よいしょっと……」
ピカッ
まどか「……?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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