27: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:43:50.61 ID:zX+7aILj0
京介「……へいへい」
桐乃「適当な返事すんな」
京介「分かりました」
28: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:44:29.27 ID:zX+7aILj0
今は全員が集まっているのだが、黒猫は先ほどから随分と眠そうな表情をしていた。
京介「それはどうしようもないだろ。 てか、二人部屋って言っても結構広いんだな」
そして現在、俺たちは電車に揺られている。 寝台列車での旅。
29: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:45:08.28 ID:zX+7aILj0
沙織「はは。 札幌までは結構時間が掛かります故、暇潰しアイテムは用意しておりますぞ?」
さすがは沙織。 気の利く奴だぜ。 もう何から何までさせちまって、申し訳ないよな。
ちなみに部屋は俺と桐乃、沙織と黒猫といった感じで分かれている。 それを決める経緯で色々と面倒なことはあったのだが、その辺りはご想像にお任せしよう。
30: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:45:38.01 ID:zX+7aILj0
……もう、あんな展開は御免だっての。
沙織「きりりん氏は随分やりたそうな顔をしておられますが」
桐乃「へ? んなことないって!」
31: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:46:28.10 ID:zX+7aILj0
……物事が進まないのはいつものこととして、仮にも二人部屋に四人集まっているのだから、取っ組み合いは止めて欲しい。
京介「……沙織、他にも用意してあるんだろ?」
掴み合いをし、何やら罵り合っている二人を放置。 俺は沙織へと話し掛ける。
32: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:46:59.41 ID:zX+7aILj0
そう言い、桐乃の方をちらっと見る。
沙織「はっはっは。 確かに、性格から考えるとそういった物は苦手そうですな」
京介「へへ、だろ?」
33: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:47:26.75 ID:zX+7aILj0
沙織「トランプが弱いと言っておりましたぞー」
ちくりやがった! こいつ案外酷いな!
桐乃「ふうん。 上等じゃん。 犬がご主人様に勝てると思ってんの? ん?」
34: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:48:04.26 ID:zX+7aILj0
んで、やることとなったゲームは『ダウト』。
順番にカードを捨てて行って、嘘か本当か見破るって奴。
京介「で、俺からでいいのか?」
35: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:48:31.77 ID:zX+7aILj0
まあ、さすがにいきなりばれることは無いだろうし、適当に余ってる奴を捨てるとしよう。
京介「1」
桐乃「はいダウトー!」
36: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:49:08.30 ID:zX+7aILj0
へいへい。 分かりましたよ。
黒猫「いきなり嘘とは関心しないわよ。 先輩」
黒猫が俺の出したカードを確かめながら、そう言う。
37: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:49:42.55 ID:zX+7aILj0
嘘くせーぞ。 嘘くせーが……本当だったときが不利になっちまう。 確実に嘘だと分かる時に言わなければ。
堅実に、だ。
京介「俺だな。 5」
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