38: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:53:03.77 ID:zX+7aILj0
京介「俺か。 4」
桐乃「ダウトダウトダウトー! ふひひ」
なんかおかしいぞ! 何でこいつは正確に俺の嘘を見破ってくるんだ。
39: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:53:29.92 ID:zX+7aILj0
場にはかなりの枚数。 今度これを引かされたら、勝ち目は本当に消えて無くなる。
そして俺がカードを捨て、黒猫に順番は回る。
手札の枚数的には、俺が5枚。 桐乃が6枚。 沙織が3枚。
40: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:53:55.33 ID:zX+7aILj0
桐乃「……」
京介「おいおい、このままだとお前がビリだぜ?」
沙織「拙者は申し訳ありませぬが、この順位で納得しているので……」
41: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:54:29.42 ID:zX+7aILj0
桐乃「ふん。 まぁ良いし。 んじゃ、ダウト」
黒猫「……いつか必ず仕返しするわ」
……おいおい、それ嘘かよ。
42: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:55:05.35 ID:zX+7aILj0
そうこうしている内に、場には再びカードが溜まり、俺の番。
ちなみにこれが最後の1枚。
京介「……4。 あがりだけど」
43: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:55:32.40 ID:zX+7aILj0
京介「……お前、なんで俺が吐いた嘘、全部分かるんだ?」
もう勝ち目は無いわけだし、俺は桐乃にそう尋ねる。 するとこいつは、こう答えた。
桐乃「そんなの、顔見れば一発だってーの。 何年一緒に居ると思ってんの?」
44: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:56:54.69 ID:zX+7aILj0
桐乃の余裕は当然で、案の定こいつは全部が本当のカードだった。
で、俺が最下位の桐乃がトップ。
桐乃「あっれえ? あたしぃ、弱いのに京介に勝っちゃった? おっかしいなぁ!」
45: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:57:57.01 ID:zX+7aILj0
いつまでも終わりそうにないこの拷問はいつまで続くのだろうか。
なんて、そんな風に思ったとき、黒猫から声が掛かる。
黒猫「そう言えば、仲が良さそうなあなたたちを見て思い出したのだけれど」
46: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:59:57.58 ID:zX+7aILj0
京介「……ん?」
映し出されていたのは、キスをしている俺と桐乃。
京介「って待て!! お前これ何だよ!?」
47: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 16:00:51.64 ID:zX+7aILj0
ていうか、そうだよな。 マスケラの本とかも置いてあったんだし、その時点でこの可能性に気付くべきだったか。
桐乃「あ、あははは。 あたしもそう思う。 そんなバカップル居たら見てみたいなぁ〜」
こいつ、黒猫がからかって言ってるのに気付いてねえ。 つうか、どう見たって写真に写ってるのは俺とお前じゃねえかよ。
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