過去ログ - クリスタ「いつか私も追いつくからね」
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15:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:12:05.53 ID:kJAzAmcF0
 この日から、私はエレンたちと話すようになった。

 相変わらず訓練は大変で、あまり会話は出来ないけど、少しずつ仲良くなったと思う。

 途中、エレンの家族であり、アルミンの幼馴染であるミカサとも、二人の仲介のおかげで、普通に話せるようになった。
以下略



16:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:13:47.65 ID:kJAzAmcF0
 そんなある日、格闘術の訓練の途中、一部が少し騒がしかった。

 ミカサと一緒に訓練を一時中断して、そちらを見てみる。

 中心人物は、エレンだ。
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17:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:15:33.11 ID:kJAzAmcF0
 体を起こして、アニに話しかけているエレンを見た感じだと、特に怪我とかはしていなかったみたい。

 ライナーもすぐに立ちあがってたし、アニはある程度手加減してたのかな?

 そうであってもなくても、アニにあれだけの技術がある事に驚いた。
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18:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:17:19.19 ID:kJAzAmcF0
 その日の夕食時、またエレンとジャンが言い争いをしていた。

エレン「お前、おかしいと思わねぇのか? 巨人から遠ざかりたいがために、巨人殺しの技術を磨くって仕組みをよ」

ジャン「まぁ、そうかもしれんが、それが現実なんだから甘んじる他にねぇな。俺のためにも、この愚策は維持されるべきだ」
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19:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:19:38.28 ID:kJAzAmcF0
ユミル「珍しいな、クリスタがあいつらの喧嘩を止めに行こうとしないなんて」

クリスタ「その度に、ユミルが邪魔するでしょ?」

ユミル「当然だろ? あんな馬鹿共のせいで、私のクリスタが怪我でもしたらと思うと、心配で心配で」
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20:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:22:19.96 ID:kJAzAmcF0
 なるほど、ユミルの言う通りだと思う。

 仮に格闘術の評価が高く、立体機動が低ければ、それぞれの訓練に対する意識は現状と反転する。

 立体機動は、移動だけでも常に命の危険が伴う技術だ。
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21:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:23:50.17 ID:kJAzAmcF0
 その人物は、口論の末にジャンを投げ飛ばした。

 昼間見た、アニの技を使って。

ユミル「ほう。死に急ぎ野郎のやつ、いつの間にあんな事が出来るようになったんだ?」
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22:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:24:41.21 ID:kJAzAmcF0
 どうして、嬉しくなったんだろ、と疑問を覚え、すぐに答えは出た。

 ううん、元々答えはあった。

 私が、エレンの生き方に、エレン自身に憧れている、って。
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23:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:25:37.51 ID:kJAzAmcF0
 その後、教官が姿を見せ、ミカサによって、ジャンが倒れた時の大きな音の原因は、サシャの、その……ほ、放屁、って事になった。

 ユミルが手で口を押さえながら肩を震わせて、必死に笑うのを堪えている。

 もう、ユミルは。
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24:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:28:11.22 ID:kJAzAmcF0
 エレンへの憧れを自覚した次の日から、劇的な変化が……まぁ、あるわけでもなく、いつも通りの日常が過ぎる。

 起きて、訓練をして、少しエレンやユミルを含めた同期の人たちと話して、夜は泥のように眠る毎日。

 気付けば、二年目の春が訪れていた。
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25:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:29:48.59 ID:kJAzAmcF0
 あっ、それと、多少体力にも余裕が生まれた。

 大変な事には変わらないけど、休暇を利用して、街に足を運べるくらいには。

 そして、今日は一ヶ月ぶりの休暇。
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