過去ログ - クリスタ「いつか私も追いつくからね」
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37:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:53:44.68 ID:kJAzAmcF0
 待っている間、香り続ける芋とベーコンとバターの香ばしい匂いは、非常にお腹を刺激していた。

 サシャは時折涎を啜っているけど、気持ちがすごくよくわかる。

アルミン「美味しそうな匂いだね」
以下略



38:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:56:25.15 ID:kJAzAmcF0
 暫くして、私たちの番になると、サシャが元気良く注文した。

サシャ「おっちゃん! 六人前! ベーコンを分厚く切って下さい!」

 はいよ! と調理をしている人は気前よく答えてくれた。
以下略



39:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:57:37.11 ID:kJAzAmcF0
ユミル「へぇ、思ってたより美味そうだな」

エレン「ほら、これがお前の分な」

ユミル「ん」
以下略



40:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 23:59:03.15 ID:kJAzAmcF0
 一応不満っぽく言ってみたけど、実のところ私も早く食べたかった。

 スプーンで芋とベーコンをすくう。

 芋は一度茹でていたのかな?
以下略



41:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:00:00.38 ID:66TWKwT30
 たった数分で終わる食事。

 けれど、私たちはそれよりずっと長い間、幸せな気分を味わった。

 人の幸せは食事から、なんてどこかの誰かが言っていたらしいけど、今なら頷ける。
以下略



42:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/10(火) 00:00:34.44 ID:2uGY++L60
エレンとクリスタの討伐数1のポーズが似ていると言う話しが。
チーム死に急ぎが進撃するのか!


43:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:01:15.90 ID:66TWKwT30
 けど、それは一緒に食べる人次第、と言う事を私は知っている。

 どれだけ美味しい料理を口にしたところで、一人では寂しい。

 誰かがいても、相手が自分を認識しようとさえしなければ、温かい料理も冷たくなる。
以下略



44:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:02:17.09 ID:66TWKwT30
 誰にも気付かれないように、私はひっそりと自嘲する。

 今でも――むしろ今だからこそ、誰よりも早く、この世界から退場する事を望む自分がいると気付いて。

 目の前で壊れて悲しい思いをするくらいなら、自分が最初に壊れてしまえばいい。
以下略



45:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:04:02.64 ID:66TWKwT30
 更に月日は流れ、解散式の日。

 訓練兵として、すべき事はやり終え、私たちは今日を迎えた。

 ユミルやサシャ、ミカサやアルミン、そしてエレンや他のみんなと一緒に、色々な事を教え合った。
以下略



46:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:06:08.10 ID:66TWKwT30
 解散式の途中、こっそりとユミルに視線を向けるけど、彼女は私を見ようとはしない。

 きっと、ユミルがなにかをしたんだ。

 彼女が私に劣る部分なんて、馬術以外はないのだから。
以下略



47:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 00:07:20.42 ID:66TWKwT30
 解散式が終わり、晩餐。

 今までのご飯からは考えられないご馳走が用意されていた。

 賑やかな時間だった。
以下略



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